家の中で育てていたらなんか伸びた感じがすると思ったり、お店などで見かけて、そのかわいさに思わず購入してしまった多肉植物。家に帰ってよくよく見たらひょろひょろしてる?生きてる?徒長(とちょう)ってなに?どうやって管理して良いか分からない~!!と悩んでいませんか?
この記事では、徒長(とちょう)とはどんな状態なのか、徒長した多肉植物をどのように育てたらよいのか、自宅で約900種類育てている私が紹介します。
伸びた(徒長した)多肉植物を手に入れたら、
①虫がいないか確認しましょう。
②1週間程度、直射日光があたらない室内の明るい窓際に置きましょう。
③曇りの日の昼間は外に出し、夜は室内にいれましょう。
④慣れてきたら、直射日光があたらない屋外に置きましょう。
多肉植物 徒長(とちょう)とは
徒長とは上記写真のように、ヒョロヒョロと上へ光を求め苗が伸びてしまったり、葉がビローンと伸びてしまったり、葉の色が薄くなってしまっている事です。
店内に長く置かれた苗や屋外に置いてあっても光が足らない場所に置いてある苗、アブラムシなど虫がむしばんでいる苗によく見かけます。
虫がいないか確認しましょう
徒長で苗が細くて弱っている苗かと思っていたら、よく見ると茎や葉の裏に虫が付いていたり、土の中に虫等いたなんて事もあります。
そんな時の対策として2種類紹介します。
濃いめのオルトラン水を作ります
オルトラン水とはカップや容器に苗がつかるくらいの水を入れオルトランを溶かし濃いめオルトラン水を作ります。粒状オルトランは溶けにくいのでよく溶かして下さい。その中に苗を入れて虫を殺して下さい。時間はまずは30~60分くらい漬けて様子をみて、時間を追加する場合は苗の様子をみながらおこなって下さい。
薬剤を散布します
一番手っ取り早いのがこの方法です。
虫に向かって薬剤を噴射するだけです。
他の苗へ虫がいかないようにここで確実に抹殺し、用心の為周りに何もない場所に置き管理しましょう。
1週間程度、直射日光があたらない室内の明るい窓際に置きましょう
人間も暗いところにいて突然明るい場所に出るとまぶしいですよね。植物も一緒で明るい場所に対しての耐性が出来ていません。耐性を作るためにまずは1週間程度室内の明るい場所に置いてなれさせます。
ただ明るい室内に置いとけば良いわけではなく、途中で苗の様子を確認してあげてください。ひょっとしたらその場所でも明るすぎて耐性がまだついていないかもしれません。1~2日して葉が焼けたり弱っていたら違う場所へすぐに移動してください!
曇りの日の昼間は外に出し、夜は室内にいれましょう
1週間程度室内で管理したら、つぎは外に出してみましょう!
やったー!\(^_^)/外に出せる!!とすぐに直射日光のあたる場所へ置いてはいけません。室内であたっていた光と外であたる光は全然違います!特に夏の直射日光に当てたら一発でお亡くなりになり、いままで管理していたことが水の泡になります。
まずは1日中曇りの日に屋根がある外に出してみましょう。お試しと言う事を忘れずに苗の様子を必ず確認ししてください。
この一週間は光合成で吸収する光の量が少なく管理していましたが、屋外に出すことで光合成で吸収する光の量が何十倍にもなる為、慣れていない苗に高い光の量を与えてしまうと苗は耐えられなくなりお亡くなりになってしまうかもしれません。
慣れてきたら、直射日光があたらない屋外に置きましょう
曇りの日に置いても大丈夫でしたら、晴れた日に直射日光があたらない場所に置いてみましょう。
西日は強いので当たらない場所に置こう
真夏などは高い遮光下に置くといいですよ。
まとめ
①虫がいないか確認しましょう。➡虫がいたら殺虫剤、いなかったら②へ
②1週間程度、直射日光があたらない室内の明るい窓際に置きましょう。➡苗が余計に弱っていないかよく確認する
③曇りの日の昼間は外に出し、夜は室内にいれましょう。➡屋外の光は強いので苗の様子をこまめに観察する
④慣れてきたら、直射日光があたらない屋外に置きましょう。➡真夏は必ず遮光
根気よく管理すればまだまだ先があります。育てている途中に棚の奥にずっと入れっぱなしだった!なんて時にも同じように徒長してしまう事もありますが、やることは同じです。
伸びてしまったところから上部分をカットする方法もありますが、私はおすすめしません。なぜなら苗自体が弱っているのでカットするにしてもならしてからカットした方が良いと思います。
弱っている苗を見かけると自分がなんとかしてあげる!!と変な使命感に燃えてしまい苗をお迎えしたならあなたは立派なタニラー(多肉植物愛好家(笑))ですよ(^^♪
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