

お店で見かけたときに、あまりの可愛さに思わずお迎えしてしまった多肉植物。
でも、家に帰ってよくよく見たら――
「あれ?なんだかヒョロヒョロしてる?」「ネットの写真と形が違う…?」
あるいは、「最近、うちの多肉ちゃん、なんだか伸びてきた?」と感じている方もいるかもしれません。
そんなとき疑ってほしいのが、多肉植物によくある「徒長(とちょう)」。
今回は徒長の原因と対策、そして購入後にすぐできる管理方法まで、初心者さんにもわかりやすくご紹介します♪
多肉植物の徒長について、
- 徒長って何?
- なぜ起こるの?
- どうすれば防げる?
- 徒長してしまったらどうすればいい?
など、初心者さんにもわかりやすく解説していきます。
多肉植物をもっと可愛く、元気に育てたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
徒長(とちょう)って何?

徒長とは上記写真のように、ヒョロヒョロと上へ光を求め苗が伸びてしまい、葉と葉の間があいている状態、葉がビローンと長く伸びた状態の事です。
徒長の特徴
- 茎が細く長く伸びる
- 葉と葉の間隔が広がる(葉がまばらになる)
- 本来のコンパクトな形が崩れる
- 光を求めて斜めに伸びることも
なぜ起こるの?
主な原因
原因 | 内容 |
---|---|
☀️ 光不足(最大の原因) | 日当たりが弱い/短い/遮られている |
🔁 季節の変化 | 冬の室内や梅雨時期は光量が減る |
🌡 温度だけ高く、光が足りない | 暖かくても光がないと伸びてしまう(特に室内) |
🌱 水を与えすぎたとき | 光不足+水が多いと急成長して間延びしやすい |
💡 育成ライトの照度が弱い/時間が短い | ライト使用時はluxやPPFDに注意が必要 |
どうすれば防げる?
徒長(とちょう)を防ぐには
- 日当たりのよい場所に置く
→ 午前中の直射日光(20,000~40,000lux)を4時間以上が理想。 - 育成ライトを導入(特に室内なら)
→ 200〜400μmol/m²/s(20,000〜30,000lux相当)を8〜12時間。 - 水やり頻度を減らす
→ 光が少ない時期は乾かし気味に。 - 風通しも大事
→ 植物に風が当たると、丈夫で締まった株に育ちます。
🌞 屋外 vs 室内の違い
場所 | おおよそのlux |
---|---|
南向きの窓際(直射日光) | 30,000~60,000 lux |
レースカーテン越し | 5,000~15,000 lux |
室内蛍光灯のみ | 500~1,500 lux(足りない) |
屋外・晴天 | 80,000~100,000 lux |
携帯の無料アプリをダウンロードして、luxを調べてみましょう。
徒長してしまったらどうすればいい?
元に戻すことはできませんが、
茎を切って仕立て直す(挿し木や葉挿し)ことで復活できます。
切った上部を土に挿して、元株からも新芽が出ることも!
苗の管理方法
【ステップで覚える】徒長気味の苗を元気にするリセット管理法
ステップ①:室内の明るい場所で慣らす(約1週間)
人間も暗い部屋から急に明るいところに出るとまぶしいですよね。多肉も同じで、急な強光はNG。まずは明るい室内に1週間ほど置き、葉焼けしないか様子を見ましょう。
→ 明るすぎる場合はすぐ移動!
ステップ②:曇りの日に屋外デビュー
1週間程度室内で管理したら、つぎは外に出してみましょう!
やったー!\(^_^)/外に出せる!!とすぐに直射日光のあたる場所へ置いてはいけません。室内であたっていた光と外であたる光は全然違います!特に夏の直射日光に当てたら一発でお亡くなりになり、いままで管理していたことが水の泡になります。
まずは1日中曇りの日に屋根がある外に出してみましょう。お試しと言う事を忘れずに苗の様子を必ず確認ししてください。
この一週間は光合成で吸収する光の量が少なく管理していましたが、屋外に出すことで光合成で吸収する光の量が何十倍にもなる為、慣れていない苗に高い光の量を与えてしまうと苗は耐えられなくなりお亡くなりになってしまうかもしれません。
ステップ③:明るい屋外へ(直射日光を避ける)
曇りの日に置いても大丈夫でしたら、晴れた日に直射日光があたらない場所に置いてみましょう。

西日は強いので当たらない場所に置こう
真夏などは遮光率が高い遮光シートの下に置くといいですよ。
✅【まとめ】徒長を防いで、多肉植物の“可愛い”をキープしよう!
多肉植物がヒョロヒョロと伸びてしまう「徒長」は、主に光不足が原因で起こる現象です。
せっかくお迎えした可愛い多肉ちゃんも、光が足りないと本来のぷっくりした姿が崩れてしまいます。
でも、正しい管理と環境作りをしてあげれば、徒長はしっかり防げますし、もし徒長してしまっても仕立て直してリカバリーすることも可能です。
徒長を防ぐポイントは4つ:
- 日当たりの良い場所に置く(1日20,000lux以上を4〜6時間)
- 育成ライトを活用する(室内管理の場合)
- 水やりは控えめに(特に冬や曇天時)
- 風通しをよくする
大切なのは、「植物のペースに合わせてあげること」。
お日さまの光をたっぷり浴びて、元気に育つ多肉植物の姿は、見ているだけで癒されますよね♪
ぜひ今回の内容を参考に、あなたの多肉ライフをもっと楽しく、充実したものにしてください🌵✨
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