私が育てた感想、体験をもとに書いております。



☘️ 名前の「colorata」は、ラテン語で「色づいた」「着色された」という意味。その名の通り、色の変化が美しい品種です。
名前、別名
コロラータと承認されているのは
E.colorata fa. colorataと、E.colorata fa. brandtiiだけだそうです。
流通しているほかの名前の苗もあります。たとえば下記名前です。
流通名・タイプ名 | 説明 |
---|---|
コロラータ タパルパ(Tapalpa) | タパルパ地方由来。葉がやや肉厚で紅葉が強め。 |
コロラータ リンゼアナ(Lindsayana) | 中里リンゼアナが人気 |
コロラータ メキシカンジャイアント(Mexican Giant) | 白粉が一番目立つタイプ。大きくなる。 |
⚠️ 注:上記は正式な学名ではなく、日本や韓国、中国などの園芸界で流通上使われている名前です。
科、属
ベンケイソウ科エケベリア属
タイプ(生育期)

春秋型
交配式(母×父)
交配種ではなく、原種(自然種)です。
つまり、人為的な交配によって作られたものではなく、自然界に自生していた野生種です。
発見地:メキシコ・サカテカス州など
記載年:1874年、植物学者エドワード・モラン(Edward Moran)によって記載されました。
紅葉
季節や日照によって、青みがかった緑からピンク〜赤へ変化。紅葉時は特に美しい。
増やし方(おすすめ順)
- 子株が出るのを待つ
- 下葉を数枚残して親株をカットする(胴切り)
- 中心点をわざとつぶして、子株がでるのをまつ
- 葉挿しをする(成功率は低いです)
コロラータ 育て方
春

栽培環境
直射日光があたり、風とおしの良い場所に置きましょう。
水やり
土が乾いたら、底穴から水がジャージャー出るまでたっぷりあげます。
肥料はこの時期にあげるとより成長します。
植え替え・カット・葉挿し
この後に灼熱の夏が来るので、あまりおすすめしません。
夏


栽培環境
人間と一緒で太陽の光にずっとあたっていると、葉が日焼けします。
遮光ネットや不織布を掛けたりして、適度に陽が当たるようにしましょう。
小さい虫が茎や葉裏に付きやすい時期です。早めに殺虫剤などまいて対策しておきましょう。
水やり
梅雨時期には長雨に当たらないように、ビニールをかけたり、軒下や車庫の下などの場所へ移動しましょう。特に蒸れが気になる時期ですが、夕方に気温を下げることと虫対策でサッと水をかけたり、最近は暑すぎるため、苗が枯れないように目安として鉢の上部1/3くらいまでしみるように水をあげたり、活力剤をあげてもいいと思います。
植え替え・カット・葉挿し
植え替え時、根っこを痛めてしまう可能性があり、休眠期には根っこが出にくいのでおすすめしません。
カットはカットした元の株が焼けて(いままで日に当たっていなかった、苗の場所がカットにより露出するため)しまう恐れがあります。
葉挿しは、暑すぎるのでカリカリになるリスクが高いです。
秋


栽培環境
直射日光があたり、風とおしの良い場所に置きましょう。
陽が傾き夏時期にあたっていなかった棚の奥まで陽が届き、焼ける場合があります。
水やり
土が乾いたら、底穴から水がジャージャー出るまでたっぷりあげます。
肥料はこの時期にあげるとより成長します。
植え替え・カット・葉挿し
この時期にやりましょう。適期です。
冬



栽培環境
天気予報で気温がマイナス近くになる夜は、玄関や部屋の中に入れるか、不織布や毛布、ビニール、新聞紙などかぶせて、霜や雪、冷気から守って下さい。朝には太陽のひかりがあたるようにしてくださいね。
水やり
水やり後葉や土の中に残った水分が凍ってしまう可能性があるので、なるべく暖かい日に慎重にあげましょう。
植え替え・カット・葉挿し
植え替え時、根っこを痛めてしまう可能性があり、休眠期には根っこが出にくいのでおすすめしません。
カットと葉挿しは、氷点下になるリスクがあるのでおすすめしません。
コロラータ 育て方まとめ
家にあるコロラータ、とにかく子苗がたくさんでてきます。一年中外管理でも大丈夫です。
薄い白粉をまとっているので、さわると粉がとれます。夏は特にその粉が暑い日差しから守ってくれるので、なるべく触らないようにしましょう。



上記写真は下山コロラータと言う名札で購入しました。こちらは爪が特徴的なコロラータですね。
上記でも紹介しましたが、いろいろなコロラータがあるので、見かけたら名前違いのコロラータを購入してみくらべてみるのもいいですね。
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