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多肉植物図鑑『姫秀麗、姫秋麗』(グラプトペタルム属)の育て方

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キャンピングカーマニア

今回は、手のひらサイズの小さなロゼットが魅力の多肉植物、「姫秀麗(ひめしゅうれい)」をご紹介します。

丸くてぷっくりとした葉っぱが可愛らしく、どんどん増えてくれる頼もしい存在。
多肉植物をこれから始めてみたい方にもおすすめの品種です。その名の通り「小さな秀麗(=美しい姿)」という意味を持ち、ロゼット状に葉が密に重なる姿はとても可憐。

名前、別名

姫秀麗(ひめしゅうれい)、姫秋麗(ひめしゅうれい)、姫朧月(ひめおぼろづき)、ミニ朧月(ミニおぼろつき)

学名Graptopetalum paraguayense f. fruticosum
 (または Graptopetalum ‘Hime-shuurei’ とされる場合もあります)

科、属

ベンケイソウ科グラプトペタルム属

タイプ(生育期)

2019年10月撮影

春秋型

交配式(母×父)

園芸的に作出された品種、もしくは
朧月(おぼろづき)の枝変わり(突然変異)から生まれた選抜種と考えられています。

紅葉

春や秋の気温差や日光を浴びることで、姫秀麗の葉はほんのりピンクがかります。
そのやわらかい色合いは、とてもナチュラルで癒し効果抜群です。

増やし方(おすすめ順)

  • 葉挿し➡苗を少し触るとぽろぽろと葉が落ち、勝手に葉挿し状態になります。
  • 挿し芽(茎挿し)➡梅雨前に隙間を作る意味でも。茎をカットして挿し芽(茎挿し)することをオススメします。
  • 子株が出るのを待つ➡小さい子株が茎からたくさん出てきます。

姫秀麗、姫秋麗 育て方

栽培環境
直射日光があたり、風とおしの良い場所に置きましょう。


水やり
土が乾いたら、底穴から水がジャージャー出るまでたっぷりあげます。
肥料はこの時期にあげるとより成長します。


植え替え・カット・葉挿し
この時期にやりましょう。適期です。

葉焼けしていますね💦

栽培環境
人間と一緒で太陽の光にずっとあたっていると、葉が日焼けします。日焼けしてもその葉を葉挿し(秋以降推奨)してもいいですし、そのままでも大丈夫です。
遮光ネットや不織布を掛けたりして、適度に陽が当たるようにしましょう。


水やり
梅雨時期には長雨に当たらないように、ビニールをかけたり、軒下や車庫の下などの場所へ移動しましょう。蒸れが特に気になる時期ですが、夕方に気温を下げることと虫対策でサッと水をかけたり、最近は暑すぎるため、苗が枯れないように目安として鉢の上部1/3くらいまでしみるように水をあげたり、活力剤をあげてもいいと思います。


植え替え・カット・葉挿し
植え替え時、根っこを痛めてしまう可能性があり、休眠期には根っこが出にくいのでおすすめしません。
カットはカットした元の株が焼けて(いままで日に当たっていなかった苗の場所がカットにより露出するため)しまう恐れがあります。
葉挿しは、暑すぎるのでカリカリになるリスクが高いです。

栽培環境
直射日光があたり、風とおしの良い場所に置きましょう。
陽が傾き夏時期にあたっていなかった棚の奥まで陽が届き、焼ける場合があります。


水やり
土が乾いたら、底穴から水がジャージャー出るまでたっぷりあげます。
肥料はこの時期にあげるとより成長します。


植え替え・カット・葉挿し
この時期にやりましょう。適期です。

姫秀麗、姫秋麗は雪や霜にあたっても復活が十分見込めます。苗が透明になってしまっても捨てずにそのまま育ててください。暖かくなってきたら、きっともりもりと復活してくれますよ。

栽培環境
天気予報で気温がマイナス近くになる夜は、玄関や部屋の中に入れるか、不織布や毛布、ビニール、新聞紙などかぶせて、霜や雪、冷気から守って下さい。朝には太陽のひかりがあたるようにしてくださいね。


水やり
水やり後葉や土の中に残った水分が凍ってしまう可能性があるので、なるべく暖かい日に慎重にあげましょう。


植え替え・カット・葉挿し
植え替え時、根っこを痛めてしまう可能性があり、休眠期には根っこが出にくいのでおすすめしません。
カットと葉挿しは、氷点下になるリスクがあるのでおすすめしません。

姫秀麗、姫秋麗の育て方まとめ

① とにかく丈夫でよく増える!

姫秀麗、姫秋麗は、多肉植物の中でもトップクラスの「育てやすさ」。
葉がぽろっと取れても、土の上に置いておくだけで簡単に根を出し、新しい株に育ってくれます。

初心者さんや、「ズボラ気味かも…」という方でも心配ありません♪

② 小さくて場所をとらない

ロゼットの直径は2〜4cmほどで、とてもコンパクト。
寄せ植えのちょっとした隙間埋めや、姫秀麗丼などにして玄関先など、ちょっとしたスペースでも気軽に飾れます。

姫秀麗錦、姫秋麗錦(ひめしゅうれいにしき)

姫秀麗、姫秋麗、には、葉に白やクリーム色の模様が入った「錦(にしき)」タイプがあります。それが「姫秀麗錦、姫秋麗錦(ひめしゅうれいにしき)」です。
普通の姫秀麗よりも明るく華やかな印象で、小さな鉢や寄せ植えにしても存在感があります。

一般的に斑入りの多肉植物は、葉の中で光合成できる部分が少ないため育てにくいとされますが、姫秀麗錦、姫秋麗錦は比較的丈夫で育てやすい品種です。
ただし、真夏の強い直射日光や、真冬の氷点下・霜・雪には注意が必要です。少し過保護なくらいにお世話すると、ちゃんと応えてくれる可愛い多肉です。

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